「洗い方がよく分からない」
「失敗が怖くて放置している」
という方が非常に多いインテリアです。
特に多い疑問が、
- カーテンはおしゃれ着洗剤を使うべき?
- 普通の洗剤で洗っても問題ない?
- 洗濯ネットには入れた方がいい?
- 洗ったら縮んだりしない?
といった点です。
結論から言うと、カーテンの洗濯は“衣類感覚”で行うと失敗しやすく、素材・加工・洗い方を意識する必要があります。
その中でも、おしゃれ着洗剤と洗濯ネットの使い分けは、仕上がりを大きく左右する重要ポイントです。
この記事では、壁紙・内装の現場を多く見てきた視点から、カーテン洗濯の正解を詳しく解説します。
目次
そもそもカーテンはなぜ汚れるのか?
カーテンの汚れは目立ちにくいものの、実は以下のような汚れが少しずつ蓄積しています。
- 窓から入るホコリ・排気ガス
- 室内の皮脂・汗・生活臭
- 結露による湿気とカビ
- 菌花粉・黄砂・PM2.5
特にレースカーテンは外気の影響を強く受けるため、白く見えても内部はかなり汚れていることが少なくありません。
この汚れを落とそうとして強い洗剤を使うと、見た目は一時的にきれいになっても、生地へのダメージが蓄積してしまいます。
おしゃれ着洗剤とは?普通の洗剤との決定的な違い
お気に入りのニットやシャツなどはおしゃれ着用洗剤で洗う方がほとんどかと思います。
でも、一般的な衣類用洗剤とは何が違うのでしょうか?
それは、洗浄力の強さと繊維への影響です。
一般洗剤は、
- 皮脂汚れ
- 食べこぼし
- 泥汚れ
などを強力に落とす設計になっています。
その分、繊維を構成する糸に負荷がかかりやすく、色柄や風合いが損なわれやすいという欠点があります。
一方、おしゃれ着洗剤は、
- 中性タイプが多い
- 摩擦を抑える処方
- 色落ち防止成分を配合
といった特徴があり、広い面積を持つカーテンとの相性が非常に良いのです。
カーテンを洗うならおしゃれ着洗剤を使うべき理由
カーテンにおしゃれ着洗剤をおすすめする理由は、単に「優しいから」ではありません。
理由1.生地の重さによるダメージを軽減できる
カーテンは濡れると一気に重くなります。
その状態で洗濯槽の中を回転すると、想像以上の負荷が生地にかかります。
おしゃれ着洗剤は、洗濯中の摩擦を抑えるため、生地が引き伸ばされるリスクを下げる効果があります。
理由2.色あせ・白化を防ぎやすい
遮光カーテンや濃色カーテンは、普通の洗剤を使うと表面が白っぽくなることがあります。
これは洗剤成分による微細なダメージが原因です。
おしゃれ着洗剤を使うことで、色の深みや質感を保ちやすくなります。
理由3.形状記憶・加工性能を守れる
最近のカーテンには、
- 形状記憶加工
- 遮光加工
- 防炎加工
などが施されていることが多く、これらは強い洗剤や高水流に弱い傾向があります。
おしゃれ着洗剤+弱水流で洗うことで、加工性能の劣化を最小限に抑えられます。
カーテンは洗濯ネットに入れるべきか?
結論から言うと、ほぼすべてのカーテンは洗濯ネットに入れるべきです。
「大きすぎて入らない」
「ネットなしでも洗えたことがある」
という声もありますが、洗濯ネットを使うかどうかで、仕上がりには明確な差が出ます。
洗濯ネットに入れるメリット
①生地同士の摩擦を防げる
洗濯槽の中では、カーテン同士・洗濯槽との摩擦が発生します。
ネットに入れることで、表面の毛羽立ちや傷みを大幅に軽減できます。
②フック部分の引っかかりを防止
フックを外していても、縫製部分が他の洗濯物や槽に引っかかることがあります。
ネットは物理的なトラブル防止にも有効です。
③ シワ・型崩れを抑えられる
ネットにゆとりを持たせて畳んで入れることで、洗濯中の動きが穏やかになり、洗い上がりのシワが少なくなります。
洗濯ネットを使うときの注意点
- 小さすぎるネットはNG
- きつく詰め込まない
- カーテン1枚につき1ネット
大きめの角型ネットを使い、屏風だたみのように折りたたむのがおすすめです。
また、カーテン用の洗濯ネットも販売されていますので、活用してみるのもいいかもしれません。
素材別によるカーテン洗濯の正解と注意点
ポリエステル製カーテン
最も一般的な素材で、自宅洗いが可能なケースが多いです。
- おしゃれ着洗剤推奨
- 洗濯ネット必須
- 弱水流・短時間脱水
遮光・形状記憶タイプは特に丁寧に扱いましょう。
綿・麻(リネン)素材
天然素材は風合いが魅力ですが、非常にデリケートです。
- 縮みやすい
- シワが残りやすい
- 色落ちしやすい
必ずおしゃれ着洗剤を使い、干す際に形を整えることが重要です。
レースカーテン
見た目以上に弱く、黄ばみを落とそうとして失敗しがちです。
- 強い洗剤は避ける
- ネット+弱水流が必須
- 漂白剤の多用はNG
黄ばみが取れない場合は、買い替えを検討する方が結果的にきれいになることもあります。
実は洗わない方がいいカーテンもある
以下のカーテンは、自宅洗いを避けた方が無難です。
- ベルベット・起毛素材
- 裏地付きの重厚カーテン
- 高級輸入カーテン洗濯不可表示のあるもの
無理に洗うと修復できないダメージにつながるため、クリーニングや専門家への相談をおすすめします。
カーテンの劣化は壁紙・内装の印象も左右する
カーテンは壁紙と同じく、部屋の視覚面積を大きく占める存在です。
色あせたカーテンは、壁紙まで古く汚れて見せてしまうことがあります。
「壁紙がくすんで見える」と感じたら、原因はカーテンというケースも少なくありません。
洗濯を機に内装を見直すという選択肢
- 洗っても清潔感が戻らない
- 生地が傷んでいる
- 部屋全体が暗く感じる
こうした場合は、カーテンだけでなく内装全体を見直すタイミングかもしれません。
お部屋の印象や雰囲気をガラッと変えるいい機会という捉え方もできますよね。
まとめ
- 基本的にはおしゃれ着洗剤推奨
- 洗濯ネットは必須
- 素材・加工によって洗い方を変える
- 無理に洗わず、相談や交換も選択肢
カーテンを正しく扱うことは、住まいを長持ちさせることにつながります。
また、意外と汚れているので定期的な洗濯をおすすめします。
ぜひ今回の内容を参考に、失敗のない洗濯を行ってみてください。
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