
賃貸住宅の原状回復、店舗の改装、オフィスのレイアウト変更など、内装工事は私たちの生活や仕事と切っても切り離せない存在です。
しかし、いざ内装業者に依頼しようとしたときに、
「希望の日程が埋まっていると言われた」
「見積もりは早いのに工事が先になる」
「時期によって金額が違う気がする」
といった経験をした方も多いのではないでしょうか。
こうした疑問の背景にあるのが、内装業界特有の「繁忙期」と「閑散期」です。
本記事では、壁紙・クロス・内装業者を紹介するポータルサイト「はりかえ隊」の視点から、内装業者の繁忙期はいつなのか、その理由や時期ごとの特徴、依頼者側が知っておくべきポイントまでを詳しく解説します。
目次
内装業者の繁忙期は「3月前後」がピーク
結論から言うと、内装業者の最大の繁忙期は2月後半〜4月上旬です。
特に3月は、業界全体が最も慌ただしくなる時期と言っても過言ではありません。
この時期に工事が集中する最大の理由は、日本特有のライフイベントが重なるからです。
引っ越しシーズンと内装工事の関係
3月は、
- 進学・就職・転勤による引っ越し
- 賃貸住宅の退去・入居の入れ替え
- 社宅や学生向け物件の一斉空室
が同時多発的に起こります。
賃貸物件では、入居者が退去すると次の入居者を迎えるまでに原状回復工事を行う必要があります。
壁紙(クロス)の張り替え、床の補修、建具の調整、場合によっては設備交換まで、短期間で複数の作業を終わらせなければなりません。
その結果、管理会社・オーナー・不動産会社から内装業者への依頼が一気に集中し、職人のスケジュールは数週間先まで埋まってしまうのです。
3月が特に忙しい理由
同じ繁忙期でも、なぜ「3月」が突出して忙しいのでしょうか。
その理由は、内装業界ならではの事情にあります。
1.工期が短く、重なりやすい
内装工事は、1日〜数日で完了する案件が多いのが特徴です。
一見すると効率が良さそうですが、繁忙期には
- 1日で終わる工事が何件も同日に入る
- 予定外の補修が発生して工期が延びる
といった事態が頻発します。
そのため、内装業者は余裕を見たスケジュールを組まざるを得ず、結果として「もう空きがない」という状況が生まれます。
2.日程指定が厳しい
退去日と入居日が決まっている賃貸物件では、工事を行える期間が非常に限られます。
- 「この3日間で必ず終わらせてほしい」
- 「次の入居が決まっているので延期できない」
といった要望が重なるため、業者側の調整負担は大きくなります。
3.人手不足が顕在化しやすい
内装業界は慢性的な人手不足と言われています。
繁忙期になるとその影響が顕著になり、
- 新規依頼を断らざるを得ない
- 協力業者を総動員する
といった対応を取るケースも少なくありません。
春以外にもある内装業者の繁忙期
「繁忙期は3月だけ」と思われがちですが、実はそれ以外にも忙しくなるタイミングは存在します。
9月〜10月:秋の小さな繁忙期
秋は、
- 人事異動による転勤
- 夏の暑さを避けて延期されていた工事
が重なる時期です。
春ほどの混雑ではありませんが、比較的スケジュールが詰まりやすい時期と言えます。
特に店舗内装やオフィス改修は、この時期に集中する傾向があります。
年末(11月後半〜12月)
年末は「年内にきれいにしておきたい」という心理から、
- 自宅の壁紙張り替え
- 店舗のプチリニューアル
といった依頼が増えます。
ただし、年末年始の休業を挟むため、実質的に動ける日数が少ない点が特徴です。
内装業者の閑散期はいつ?
一方で、比較的依頼が落ち着く「閑散期」も存在します。
5月〜6月
ゴールデンウィーク明けから梅雨入り前までは、繁忙期の反動で依頼が減りやすい時期です。
職人のスケジュールにも余裕が出やすく、
- 日程調整がしやすい
- 丁寧な打ち合わせができる
といったメリットがあります。
7月〜8月
真夏は、
- 暑さによる作業効率の低下
- お盆休みの影響
から、大規模な内装工事が敬遠されがちです。
ただし、エアコン完備の室内作業が中心となる壁紙工事などは、意外と狙い目になるケースもあります。
繁忙期に内装工事を依頼するデメリット
繁忙期に依頼すること自体が悪いわけではありませんが、注意点もあります。
- 希望日程が通りにくい
- 見積もりに時間がかかる
- 軽微な工事でも待ちが発生する
また、業者が忙しい時期ほど、依頼者側の準備不足がトラブルにつながりやすい傾向があります。
繁忙期でもスムーズに依頼するコツ
どうしても繁忙期に内装工事を行いたい場合、次のポイントを意識することで成功率が高まります。
1.早めに相談する
「工事したい時期の1〜2か月前」には、業者へ相談するのが理想です。
特に3月工事を希望する場合は、年明けすぐの行動が重要になります。
2.工期に余裕を持つ
可能であれば、
- 日程を1日多めに確保する
- 複数候補日を用意する
といった柔軟さが、業者選定をスムーズにします。
3.地域密着型の業者も検討する
大手だけでなく、地域で活動する内装業者は、細かな融通が利くケースも多くあります。
「はりかえ隊」では、こうした地元業者も多数紹介しています。
依頼者にとってベストな時期とは?
価格・日程・対応のバランスを考えると、
- 5月〜6月
- 10月下旬〜11月前半
は、依頼者にとって比較的ストレスの少ない時期と言えます。
もちろん、物件の事情やライフスタイルによって最適解は異なりますが、繁忙期を知っているだけで、内装工事の満足度は大きく変わります。
まとめ
以上、内装業者の繁忙期についてまとめました。
改めてまとめますと、内装業者の繁忙期は主に
- 2月後半〜4月(特に3月)
- 9月〜10月
に集中します。
一方で、5月〜6月や真夏は比較的落ち着く傾向があります。
繁忙期を避けることで、
- 希望通りの日程で工事ができる
- 丁寧な打ち合わせが可能
といったメリットを享受できます。
壁紙の張り替えや内装工事を検討している方は、ぜひ時期という視点も加えて業者選びを行ってみてください。
「はりかえ隊」では、繁忙期でも相談しやすい内装業者や、地域密着で柔軟に対応してくれる職人さんを多数掲載しています。
内装工事でお悩みの際は、ぜひ一度チェックしてみてください。














