
賃貸住宅で暮らしていると、
「カレンダーを掛けたい」
「ちょっとした写真やメモを貼りたい」
そんな理由で、つい画鋲を使ってしまうことがあります。
ところが、退去が近づいたタイミングで
「これ、壁紙の穴ってバレるの?」
「補修しないとお金取られる?」
と不安になる方は少なくありません。
この記事では、画鋲で空いた壁紙の穴は退去時に問題になるのか、費用負担の考え方を、内装業者の実務目線で解説します。
画鋲の穴は退去時にバレるのか?
結論から言うと、
ほぼ確実にバレます。
理由はシンプルで、
退去後には以下のようなチェックが入るからです。
- 明るい照明下で壁全面を確認
- クロスの凹み・影・色ムラをチェック
- 補修跡がないかを近距離で目視
画鋲の穴は小さいものの、
角度を変えて光を当てると凹みがはっきり見えるため、
管理会社や立会業者には見逃されにくいポイントです。
原状回復の考え方
ここで重要なのが「原状回復」のルールです。
国土交通省のガイドラインでは、
原状回復とは「入居者の故意・過失による損傷を元に戻すこと」とされています。
画鋲の穴はどっち?
-
ポスター・カレンダーを掛けるための画鋲程度
→ 通常使用の範囲 と判断されることが多い -
多数の穴・目立つ位置・広範囲
→ 借主負担 になる可能性が高い
つまり、量・場所・状態次第 で判断が分かれるのが実情です。
自分でできる画鋲穴の補修方法
「業者に頼むほどでもないかも…」
そんな場合に使われる代表的な補修方法を紹介します。
1.市販の壁紙補修パテを使う方法
ホームセンターやネットで手に入る
「壁紙用補修パテ」は、画鋲穴レベルなら対応可能です。
手順の一例
- 穴周辺のホコリを取り除く
- 少量のパテを穴に押し込む
- ヘラや指で表面をならす
- しっかり乾燥させる
ただし注意点があります!
- クロスの凹凸模様は再現できない
- 白でも微妙に色が合わないことがある
- 乾燥後にパテが痩せて再び凹む場合がある
2.ティッシュ+木工用ボンドはアリ?
ネットでよく見かける
「ティッシュ+ボンド補修」。
これは
応急処置としては成立するが、退去前には不向き
というのが正直な評価です。
理由は、
- 時間が経つと黄ばみやすい
- ボンドのツヤが出て逆に目立つ
- クロスとの質感差が強調される
一見きれいでも、
プロのチェックでは見抜かれやすい方法です。
やってはいけないNG補修
退去費用を抑えたい一心で、
逆に状況を悪化させてしまうケースも少なくありません。
上から白いペン・修正液を塗る
→ 色ムラが広がり、補修跡が強調される
壁紙を引っ張って穴を潰す
→ 繊維が毛羽立ち、張り替え対象になることも
接着剤を大量に流し込む
→ クロスが硬化し、部分補修不可になる
「穴を隠したつもりが、
結果的に全面張り替えを請求される」
という本末転倒な例もあります。
自分で補修すべきか?業者に任せるべきか?
判断基準は以下の通りです。
自分で補修しても良いケース
- 穴が1〜2箇所程度
- 目立たない位置
- 白系・無地に近いクロス
業者に相談した方が良いケース
- 穴の数が多い
- 模様入り・凹凸クロス
- 退去立会いが控えている
- 補修跡を絶対に残したくない
特に最近の壁紙は
質感・柄・光の反射まで計算されているため、
素人補修では違和感が出やすい傾向があります。
まとめ
以上、画鋲で空いた壁紙の穴は退去時に問題になるのか、費用負担の考え方などを解説しました。
- 画鋲の穴は退去時にほぼバレる
- 少量なら通常使用扱いになる可能性もある
- 自己補修は「やり方次第で逆効果」
- 不安なら早めに内装業者へ相談がベスト
壁紙は部屋全体の印象を左右する重要な要素です。
小さな穴でも、扱い方を間違えると思わぬ原状回復費用につながります。
「これくらい大丈夫かな?」
と思っても、その判断が大丈夫かを素人が見極めるのは難しいです。
はりかえ隊では、
穴の補修や部分張り替えなど、状況に合わせた内装業者探しをサポートしています。
退去前で不安な方、
補修するか迷っている方は、早めの相談が結果的にコストを抑える近道になるかもしれません。
















