クリスマスや忘年会など楽しい予定も増える一方で、避けて通れないのが「大掃除」。
普段は手が回らない場所も、この時期だけはしっかり向き合う人が多いと思います。
さてみなさん、壁紙・クロスの掃除はしていますか?
床やキッチン周りは掃除機や拭き掃除をするのに、意外と手付かずになりがちな場所ではありませんか?
しかし、壁紙って実は“ほこりが積もりやすい構造”をしており、放置すると汚れの蓄積やカビの原因にもなります。
せっかくの大掃除の機会。
今回は、壁紙を傷めず・安全に・効果的に汚れを落とす方法を徹底解説します。
目次
なぜ壁紙は汚れるの?見えない汚れの正体
なぜ壁紙が汚れてしまうのか。
それはとてもシンプルで、日常生活においては避けようがない原因で汚れていきます。
以下の表でまとめてみました。
| 原因 | 説明 | 発生しやすい場所・特徴 |
|---|---|---|
| 空気中のホコリ | 壁紙の表面は凹凸があるため、ホコリが付着しやすい。 | 天井付近、家具の上、換気扇・エアコン付近 |
| 静電気 | 壁紙は静電気を帯びやすく、微細な汚れを吸着しやすい。 | 冬場・乾燥した環境で特に付着量が増える |
| 手垢・皮脂汚れ | 手が触れる部分が黒ずんでくる。 | スイッチ周り、廊下、玄関、子どもの手が届く位置 |
| キッチンの油汚れ | 調理時の油が飛散し、壁に薄い油膜を作る。 | キッチン・コンロ周り・調理家電の近く |
| タバコのヤニ | 黄ばみ・臭いの原因。表面なら落ちるが、内部に染み込むと除去不可。 | 喫煙スペース、車内、窓の近く |
| カビ | 湿気が多い場所で発生しやすく壁紙の裏側まで進行することも。 | 脱衣室、北側の部屋、家具の裏、結露の多い窓周り |
| 日焼け(UV劣化) | 紫外線で変色する。掃除では元に戻らず張り替えが必要。 | 南向きの部屋、日当たりの良い壁面 |
壁紙掃除の基本は「乾 → 湿」の順番
床掃除と同じように「乾→湿」の順番で行います。
いきなり濡れた布で拭くのはNG。
汚れが伸びて逆に広がってしまいます。
1.まず乾いたホコリ落とし
- ハンディモップ
- 柔らかいブラシ
- 掃除機(弱モード・ブラシヘッド推奨)
上から下へ、重力に沿って落としていくと効率的です。
2.次に“固く絞った”水拭き
壁紙は水分を吸うと伸びたり、接着剤が弱ったりするので水気をしっかり切ってください。
ビニールクロスは比較的水に強いですが、
紙クロス・布クロスは水分でシミになる可能性があるため、注意してください。
3.汚れが残る場合は中性洗剤
- 家庭用食器洗い洗剤を薄めたもの(100倍程度)がもっとも安全
- 洗剤は“つけすぎない”拭いた後は必ず水拭きして洗剤分を残さない
- 最後に乾拭きして水気を残さない
がポイントです。
汚れの種類別・最適な掃除方法
手垢・皮脂・黒ずみ
まずは軽く消しゴムで擦ってみましょう。
軽い汚れの場合はこれで落とすことができます。
ただ、鉛筆の汚れがついた消しゴムは使わないでくださいね。
逆に汚れが広がってしまう可能性があります。
もしそれでも取れない場合は中性洗剤の薄め液に浸して絞った布で優しく拭きます。
ビニールクロスなら効果が高いです。
その後、乾いた布で水分を拭き取ってください。
キッチンの油汚れ
まずは中性洗剤で落としてみましょう。
油汚れが強い場合は「セスキ炭酸ソーダ」「重曹」「アルカリ電解水」の使用もおすすめです。
どれも100均で簡単に手に入るので、お手軽に試すことができます。
ただし、アルカリ性洗剤は使いすぎると壁紙が白くなる(ツヤが消える)ことがあるので、最初は“弱めに”使うのが安全です。
タバコのヤニ
タバコのヤニ汚れは先述の「セスキ炭酸ソーダ」「重曹」「アルカリ電解水」も効果的なのですが、エタノールも効果的です。
仕上げに成分が残らないように水拭きで拭いて、乾拭きしましょう。
落ちない部分は内部に染みこんでいるため、張り替えが必要です。
カビ
アルコール(消毒用エタノール)をキッチンペーパーに染み込ませて、壁紙を拭くのが効果的です。
ただし、黒カビがクロスの裏側に進行している場合は掃除で取り除くことは不可能です。
カビの繁殖を放置しておくと健康被害のリスクも高くなるので、この場合は張り替えましょう。
※塩素系の漂白剤は、色落ちや柄剥げの恐れがありますのでおすすめできません。
気をつけたいお掃除グッズ
メラミンスポンジ
日常のお掃除で大活躍のメラミンスポンジですが、壁紙への使用は最小限にしましょう。
メラミンスポンジは“磨いて削る”素材なので、強く使うと壁紙の表面が部分的にツヤを失い、白くなることがあります。
どうしても使いたい場合は
- ビニールクロスのみに使用
- こすりすぎないようにする
- 目立たない場所でテストしてみる
これらの点に気をつけましょう。
ウェットシート
成分によっては不向きのものもあります。
壁紙用のシートも存在しますので、そちらを使うようにしましょう。
カビ取り剤(塩素系)
「これを使えば手っ取り早いのでは!」と考えてしまいますが、やめておきましょう。
壁紙の変色や傷めてしまうリスクが高いため、基本的には使用しない方が無難です。
壁紙の裏のカビが滲んで、かえって目立つようになったり、またカビ取り成分が残ったまま生活をしていると気分が悪くなる可能性も否めません。
カビが生えた際には張り替えすることをおすすめします。
洗面所やトイレで見られる”ピンク色のシミ”については下記記事で解説しています。
壁紙掃除をもっと楽にするコツ
大掃除でまとめて掃除するのはもちろんですが、日常から以下のことを意識しておくだけで大掃除が楽になります。
- 普段から“高いところのホコリだけでも”軽く払っておく
- 換気をよくして、湿気をためない
- キッチンの油は1ヶ月に1度だけでも拭いておく
- タバコは室内で吸わない(ヤニは確実に蓄積します)
この4つだけで、壁紙は圧倒的に長持ちします。
タバコは加熱式タバコの場合でも「絶対に変色しない」という訳でもございません。
以下の記事で詳しく解説しています。
「掃除しても落ちない…」そんな時は、プロに相談を
壁紙の汚れには、
掃除で落ちるもの(表面)と落ちないもの(内部)があります。
内部の石膏ボードまで黄ばみが進行していたり、カビが裏側まで入り込んでいる場合はどれだけ頑張っても綺麗になるとはありません。
そればかりか、適切ではない処置をすると余計に汚れやカビが広がる可能性すらありえます。
そんな時は、
壁紙専門の職人に張り替えを依頼するのがもっとも早く、確実な方法です。
はりかえ隊では、
・適正価格の職人紹介
・地域密着の優良店
・現場スタッフと直接やり取りできる安心感
など、初めての張り替えでも相談しやすい業者を探せます。
大掃除で気づいた“落ちない汚れ”は、
無理せずプロに相談するのも賢い選択です。
まとめ
壁紙は普段目立ちにくい場所ですが、いざ掃除してみると意外と汚れていることに驚かれるかと思います。
大掃除は壁紙の状態をリセットする絶好のチャンスです。
- 汚れの種類別に適切な掃除方法を選ぶ
- 壁紙の素材ごとの注意点を守る
- 落ちない汚れは無理をせず専門業者へ
この3つを押さえておけば、壁紙は長く、きれいに保つことができます。
ぜひ今年の大掃除では「壁の掃除」もプラスして、気持ちよく新年を迎えてくださいね。




















