トイレの臭いが消えない！もしかして「壁紙」が原因？

「便器掃除しているのに、なぜか臭う」
「消臭スプレーを使っても、数時間後には臭いが戻る」

トイレ掃除をしていると、こんな経験はありませんか？

「仕方ない、別の消臭剤を試そう…」

ちょっと待ってください！
もしかしたらそれ、原因、壁紙（クロス）が原因かもしれません。

掃除しても臭いが残るトイレは、便器ではなく壁紙に”臭いが染みついている”ケースが非常に多いのです。
ユニットバスであれば、室内を丸洗いすることも可能ですが、浴室とトイレが別の場合はそう簡単にはいきませんよね。

この記事では、

• どうして壁紙が臭うのか
• 今すぐできる消臭方法
• 張り替え推奨のサイン
• 張り替えによって臭いが改善したケース

を、専門的な視点からわかりやすく解説します。

壁紙に「尿の成分」が吸収される

染み付いたトイレの臭いの正体は、尿に含まれるアンモニアや尿素である場合が多いです。
男性が立って用を足すと、目に見えない飛沫が便器だけでなく壁紙にまで飛散し、壁紙の凹凸に汚れが付着します。

霧状になって飛ぶので、便器だけを掃除しても臭いは取れません。

構造のせい

壁紙が臭いを吸収する原因は、その構造が原因かもしれません。
一般的な壁紙は、表面に凹凸がありますが、その隙間に汚れが入り込んでいる可能性が高いです。

さらに、壁紙の裏には接着剤（糊）があり、湿気や汚れがそこにまで浸透すると
臭いが内部に残り続ける状態になります。
表面を拭いても臭いが取れないのであれば、内部まで染み込んでいる可能性が考えられます。

今すぐできる！壁紙の消臭・掃除方法

1.乾拭きでホコリを除去する

壁紙にホコリがついていると、洗剤が浸透しません。
柔らかい布か、マイクロファイバークロスで優しく乾拭きしましょう。

2.中性洗剤で拭き掃除

家庭用の食器用洗剤（中性）を薄めたもので大丈夫です。

1. 水1リットルに対して洗剤数滴を溶かす
2. やわらかい布に含ませ、軽く絞る
3. 上から下へ優しく撫でるように拭く

※強くこすると壁紙のコーティングが剥がれる可能性があるのでお気をつけください。

3.重曹＋クエン酸で消臭（尿汚れに最適）

尿は弱酸性 → 重曹（アルカリ）で分解できます。

さらに、壁紙の黄ばみには クエン酸が有効です。

• 重曹水 → 汚れ分解
• クエン酸水 → 黄ばみ＆アンモニア対策

掃除しても臭いが消えない「壁紙の限界サイン」

以下の症状が出ていたら、掃除では限界かもしれません…
張り替えを検討するのも手でしょう。

特に「黄ばみ」「カビ」は要注意

壁紙の黄ばみは汚れが内部に浸透しているサインです。
表面をどれだけ掃除しても消えません。

カビが繁殖している場合、健康被害も起こりうります。
また、トイレや洗面所の壁紙にピンク汚れがある場合は以下の記事をご参考ください。

張り替えするなら「トイレ専用壁紙」が最強

（画像引用：リリカラ様）

そんなものが存在するのか！と驚かれた方もいらっしゃるのではないでしょうか？
最近は、汚れに強く、消臭効果のある壁紙も増えてきているんです。

特におすすめなのはこの2種類です。

• 消臭機能付き壁紙（アンモニア臭を分解）
• 撥水・汚れ防止壁紙（汚れが染み込まない）

トイレは狭いので、1〜3万円で施工できることが多く、
費用対効果は非常に高いです。

まとめ

以上、消えないトイレの悩みについて解説いたしました。

トイレが臭う理由は「壁紙に染み込んだニオイ」の可能性が考えられます。
便器をいくら掃除しても臭いが消えない場合は、壁紙の張り替えが解決の近道かもしれません。

トイレは毎日使う場所なので、臭いがあるだけで気分も悪くなりますよね。
壁紙を変えれば、掃除の手間も減り、清潔な空間にマルっと変わります。

はりかえ隊では全国の優良な内装業者をご紹介しています。
職人直営なので、余計な中間マージンはかかりません。
もし、トイレの壁紙・クロスを張り替えたいと考えておられましたら、ぜひご活用ください。