
「白い壁紙にしたはずなのに、貼ってみたらなんか色味違う…」
「新しい壁紙を継ぎ足したら、前の部分だけ黄ばんで見える」
同じ「白」に見えても、壁に貼った瞬間、急にグレーっぽく見えたり、黄みが強く感じたり…。
この色の違いは、「壁紙の仕様」「光」「経年変化」など、さまざまな要因が絡んでいるからです。
この記事では、
- なぜ白の壁紙でも色が違って見えるのか
- どうすれば失敗を防げるのか?
- プロはどう判断しているのか?
を、写真なしでも理解できるように分かりやすく解説します。
白に含まれる成分

壁紙メーカーの商品ページに「白」と書いてあっても、実際は
- 青みがかった白
- 黄みがかった白
- グレー寄りの白
など、色味がまったく違います。
そして、白の色味を決めるのは「顔料」と「素材」なんです。
白の壁紙が”同じ白”にならない理由は「白に含まれる成分」にあります。
白の違いを生む主な要素
| 要素 | 例 |
|---|---|
| ベースの色 | 青白さ / 黄み / グレー… |
| 素材 | ビニールクロス / 織物 / 和紙 / 塗装壁紙 |
| 明るさ(トーン) | まぶしい白 / 柔らかい白 |
| 表面の凹凸 | フラット / エンボス(模様あり) |
壁紙メーカーは白でも室内での用途によって印象を変えたいので、あえて微妙に色味を変えているのです。
光の反射

もうひとつの大きな理由が 光の当たり方。
たとえば、同じ白の壁紙を
- 窓の正面の壁
- 窓から90°の側面の壁
に貼ったとします。
すると、側面の壁は光が斜めに当たるため影ができやすく、暗いグレーに見えてしまうことがあるのです。
また、
- ダウンライト(スポット照明)
- 間接照明(LED)
は、壁の凹凸(エンボス)を強調します。
表面が少しでも凹凸のある壁紙は、光の陰影で色が変わって見えるのです。
照明の種類によっても、見え方はかなり変わってきます。
白をキレイに見せるのに大切なのは「照明 × 壁紙 × 部屋の方角」をセットで考えることです。
経年変化

新品の壁紙と、既に貼ってある壁紙を比べると、古い壁紙は必ずと言っていいほど黄ばんでいます。
これは皆さんもなんとなくイメージがしやすいかと思いますが、
- 紫外線(日光)
- 生活による汚れ(油・ホコリ)
- タバコのヤニ(タールの影響)
これらは、壁紙の色味が変わる原因となります。
そのどれもが一日や二日で起きるものではなく、経年劣化、つまりある程度の時間をかけて壁紙の色味を変えていきます。
白いシャツが黄ばんだり、
窓際に置いていた写真が色褪せたりするのと同じです。
つまり、既存の壁紙と同じ品番を選んでも、同じ色には戻らないということなんですね。
そのため、一面だけ貼り替えても新品が浮くことがよく起こります。
色の違いが目立つケース
現場で特によく起こる問題として、以下のようなことがあります。
| ケース | 色の違いが目立ちやすい理由 |
|---|---|
| 一部分だけ補修する場合 | 未経年の白 × 経年劣化の白で差が出る |
| 賃貸の原状回復 | 同ロット品が入手できず微妙に色違いになりやすい |
| サンプル帳で決めた時 | サンプルの大きさが小さいため全体像がわからない |
しかも壁紙は、ロール(巻き)ごとに微妙な色差(=ロット差)がどうしても生まれます。
同じ品番でも、製造時期が違えば違う色になることも起こりうるんですね。
失敗しないための「3つの対策」
対策1:サンプルを壁にあてて光を確認する
机の上で見るのと、壁に貼って見るのでは、見え方がまったく違います。
「A4以上の大判サンプル」があればベストです。
手配が面倒な場合は、業者に頼めば取り寄せてくれます。
対策2:一部補修なら “既存と差が出る前提” で考える
部分補修は、ほぼ100%色が合いません。
選択肢としては次の2つです。
- 諦めて一部分だけ貼り替える(色の差は出る)
- 面で貼り替える(色を合わせる)
キレイにしたいなら、面貼り=一面まるごとやり替えがおすすめ。
対策3:業者に “照明とクロスの相性” を相談する
プロは、施工経験で「この照明だとこう見える」という知識を持っています。
白を選ぶときは、壁紙だけでなく照明もセットで考える。
これが勝敗を分けます。
経験のある業者であれば、これらを考慮してその状況にあった壁紙を相談できます。
白の壁紙を選ぶなら、プロの視点も取り入れよう

先ほどの対策3でもありましたが、プロの視点はやはり素人にはない経験や知識があります。
自分でサンプル帳を見ていると、
- どれも白い
- 違いがわからない
- 結局、無難に真っ白を選んでしまう
となりがちです。
しかし、プロは
- 部屋の用途
- 光の向き
- 家具の色
など、様々な要素をセットで考え、最適な“白” を選べます。
たとえば
| 部屋 | プロの提案の例 |
|---|---|
| リビング | 少し温かみのある白(居心地UP) |
| 仕事部屋・書斎 | 青みのある白(集中できる) |
| トイレ・洗面所 | 明るい白(清潔感) |
このように、どのような場所のクロスを変えるのかによって、幅広い知識で柔軟に対応してくれます。
まとめ
以上、同じ白の壁紙なのに微妙に色が違う理由を解説しました。
改めてまとめると、
- 白の色調(青 / 黄 / グレー)
- 表面の凹凸や素材
- 光の向き・照明
- 経年変化(黄ばみ・汚れ)
これらが複雑に絡み合っているために、白い壁紙が同じ白にならないんです。
壁紙における白とは「ただの白」ではなく、色味・素材・光で変わるニュアンスの世界と言えます。
(あのタレントさんの「白って200色あんねん」を想起させますね)
壁紙選びで失敗したくない方は、自分で解決しようとせず、プロの力をお借りする方が間違いがありません。
言わずもがなですが、「見る」より「貼る」ほうがずっと難しいのです。
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