一軒家のクロスを張り替える場合の費用と工期

一軒家に住む私たちにとって、クロスの張り替えは単なるリフォームではなく、家族の日常を心地よく彩るための大切なステップです。
特に築15〜20年の家では、湿気や日焼けでのクロスの劣化が目立ちはじめ、早めの対策が必要になります。

ところで心配なのがクロス張り替えの「費用」と「工期」です。
一体どれくらいでできるのでしょうか。

今回は、一軒家のクロスを張り替える場合の費用と工期について、どこよりもわかりやすく解説します。

一軒家のクロス張り替えのポイントとは？

一軒家のクロスの張り替えは、マンションやアパートなどの張り替えとは異なります。
面積の広さ、部屋数の多さ、そして階段や吹き抜けといった特殊な構造を持つことから、独自の注意点が存在します。

またクロスの張り替えは、単に古いクロスを新しいものに替えるという作業だけでなく、住まいの快適性や将来的なメンテナンス性にも大きく関わる重要なリフォームです。

こちらでは一軒家のクロス張り替えをする際のポイントについて解説します。

1.張り替え面積

張り替え面積とは、クロスを張り替える場合の総面積のことです。
一般的には、部屋の天井と壁の合計面積になります。
張り替え面積は壁や天井の総面積が広いほど、施工時間がかかり、費用が高くなります。

2.部屋数

部屋数とは、リビング・ダイニング・キッチン・個別部屋の数のことです。
一軒家はマンション、アパートと比べると、一般的には部屋数が多い傾向にあります。
クロス張り替えでは、部屋数が多いほど費用が高くなります。
理由は養生・張り替え作業・材料が増え、部屋間の職人の移動が発生するからです。

3.材料の違い

材料の違いとは、クロス張り替えに使用する材料の違いのことです。
クロス張り替えは、用途や目的によってさまざまなクロスが使われます。
主にデザイン性、耐久性、質感、防火性、その他機能性によって採用されます。

4.部屋の形

部屋の形とは、部屋の内部の形状のことです。
一般的な箱型から、複雑な形状（L字型・コの字型・段差・垂れ壁・袖壁）などの形状があります。
複雑な形状になればなるほど、各種作業が増えるので施工時間が長くなり費用が高くなります。
狭く複雑な部屋は小さい面積の割りに時間がかかり、逆に子ども部屋や押し入れなどは天井も壁もほぼフラットなので時間をかけずに施工することが可能です。

5.下地の状態

下地の状態とは、既存クロスを剝がした時に現れる下地の状態のことです。
一般的に新築から時間が経てば経つほど、クロスも劣化しますが、下地も同じように劣化します。

特に雨漏りがあると、下地が腐っていることがあります。
下地が腐っている場合には、下地からやり直す必要があるので費用が高くなるかもしれません。

6.天井の高さ

天井の高さとは、床面から天井までの長さのことです。
天井の高さが高くなればなるほど、壁面積が増えるので費用が高くなります。

また住宅のリフォーム工事などでは、床面からの高さが2m以上の高さにある箇所の工事をする時には労働安全衛生法で足場を組まなければなりません。
そのため足場本体の価格や足場の施工代がクロス張り替え工事に加算されるので費用が上がる可能性があります。

2階建て以上だと、階段や吹き抜けがあるので足場を組まなければなりません。

7.家具の移動と養生

家具の移動と養生とは、クロス張り替えを行う場合に、家具を汚したり、キズつけないようにするための防護策のことです。
部屋の中に家具や家財道具などが極端に多いと、移動費や養生費が別途発生し費用が高くなる可能性があります。

一軒家の5LDKの部屋はどんな間取りの家か？

 

5LDKとは、次のような特徴を持つ間取りの家のことです。

1. LDK（リビング・ダイニング・キッチン）を1つにした開放的な空間がある
2. 5つの個別部屋（寝室・子ども部屋・洋間など）がある
3. 廊下・浴室・トイレ・収納・洗面所などの共有スペースがある

主に4人以上の大家族や、子供が多い世帯で多いのが5LDKです。
一軒家の場合、土地の広さが必要で、ゆったり暮らしたい人におすすめの間取りになります。

4人家族+祖父母の同居が可能で、将来、子供が増えてもそのまま対応できます。

一軒家の5LDKの面積の内訳

次に、一軒家の5LDKのクロスの張り替え面積の合計を450㎡とした場合、各部屋・共有スペースの面積の内訳についてご紹介します。

1. LDK：約100㎡
2. 合計5カ所の寝室・子ども部屋・洋間：1部屋50㎡×5カ所＝合計250㎡
3. 廊下・浴室・トイレ・収納・洗面所などの共有スペース：合計100㎡

次の章から、上記を元に一軒家のクロス張り替えの工期と費用を解説します。

一軒家のクロスを張り替える場合の工期とは？

 

長年の住まいのリフレッシュとして、クロスの張り替えを検討されている方は多いことでしょう。

しかし、いざリフォームを考え始めると、

「どれくらいの期間、工事で影響が出るのだろう？」
「具体的な工期を知りたい」

といった工期に関する疑問が浮かぶはずです。

こちらでは一軒家のクロスを張り替える場合の工期について解説します。

1.人が住んでいない場合の工期

人が住んでいない場合の一軒家5LDK合計450㎡のクロスの張り替えの工期は「職人が1人で10日間」です。

理由は人が住んでいない場合は、家の中に家具や家財道具がなく、移動や養生が不要だからです。
また仮にあっても少なくて済みます。

職人は主に「床養生」と「天井足場」と「張り替え作業」に集中することができます。

2人が住んでいる場合の工期

人が住んでいる場合の一軒家5LDK合計450㎡のクロスの張り替えの工期は「職人2名体制で10日間」です。
人が住んでいる場合の一軒家のクロスの張り替えの工期は、住んでいない場合と比べると長くなります。

理由は人が住んでいる場合は、一般的に家の中に家具や家財道具があり、それらの移動と養生作業が不可欠となるからです。

住人の方の大切な家具や家財道具を破損させたり、キズつけたりすることがないよう、細心の注意を払う必要があります。

具体的には、職人2名のうち1名が家具・家財道具の移動と養生作業に専念し、もう1名がクロスの剥がし・張り付けといった本来の作業に集中することで、質の高いクロス張り替えを実現することが可能です。

この丁寧な段取りに時間を要するため、結果的に工期が長めに設定されます。

一軒家のクロスを張り替える場合の費用とは？

一軒家のクロス張り替えは、住まいの印象を一新するリフォームの定番です。
黄ばみや剥がれが気になり始めたら、タイミングを逃さず検討しましょう。

しかし、張り替え費用は人が住んでいない場合と人が住んでいる場合とでは異なります。

では、どれくらい違うのでしょうか。

こちらでは一軒家のクロスを張り替える場合の費用について解説します。

1.人が住んでいない場合の費用

人が住んでいない場合の一軒家5LDK合計450㎡のクロスの張り替えの費用は「54万円」です。

理由は人が住んでいないので、家具・家財道具がないので移動が必要なく、「床養生」と「天井足場」と「張り替え作業」に集中することができるからです。

この場合の見積は職人が1人作業で、㎡単価1200円×5LDK450㎡のクロス張り替えで、54万円でできます。

2.人が住んでいる場合の費用

人が住んでいる場合一軒家5LDK合計450㎡のクロスの張り替えの費用は「86万4000円」です。

理由は人が住んでいるので、家具・家財道具の移動と養生が必要になるからです。

職人1名が家具・家財道具の移動と養生作業に専念し、もう1人の職人は、クロスの張り替え工事に集中してもらいます。

この場合の見積は職人1人分単価の1200円にもう1人分を加算して1㎡1920円になり、㎡単価1920円×5LDK450㎡のクロス張り替えで、86万4000円となります。

※人が住んでいる場合、家具・家財道具の移動と養生が必要になるため職人1名分の別途料金がかかる可能性があります。

職人直依頼で即座に見積提示！

クロス張り替えを職人に直接頼めば、見積が瞬時に出せます。

その秘密は、長年の「現場勘」にあります。

熟練職人は部屋を見ただけで畳数や天井高を推測し、江戸間6畳なら床面積9.3㎡、壁周長12.32m、天井高2.4mで壁面積約29.6㎡を即把握可能です。

また部屋の状態から、6畳で4万円弱、16畳で8万円程度の具体額をその場で算出できます。
一方、工務店に依頼すると、スタッフの内装知識不足で寸法測定のみに終わり、下地や材料の判断ができず、見積遅延や追加費が発生することがあります。

「はりかえ隊」なら、正確・迅速な見積で追加費用ゼロです。

「はりかえ隊」は職人直営業者が多数在籍しており、豊富なノウハウで高品質なクロス張り替えを実現します。

まとめ

今回は、一軒家のクロスを張り替える場合の費用と工期についてご紹介しました。

クロスの張り替えは、人が住んでいない場合と人が住んでいる場合とでは、費用と工期は大きく異なります。
ポイントは人が住んでいる場合には家具や家財道具の移動があり、職人が最低でもう1名以上必要になることです。

「はりかえ隊」なら、職人直営なので、家具や家財道具の移動を安全に丁寧にした上でさらに高品質で美しいクロスの張り替えも同時に実現可能です。

もし現在、クロスの張り替えをご検討中であれば、全国対応の「はりかえ隊」に問い合わせてみることをおすすめします。