
襖や障子は、和室の印象を左右する大切な建具ですよね。
長く使っているとどうしても紙が日焼けして色あせたり、手垢やペットの引っかき傷がついたり、湿気で波打ったりと、少しずつ劣化が目立ってきますよね。
そんなとき、多くの方がふと考えるのが――
「襖って、自分で張り替えられるのかな?」
ということではないでしょうか。
最近では、ホームセンターやネット通販でも襖紙や専用の道具が手軽に購入できるようになり、DIYで挑戦する人も増えています。
一方で、「仕上がりが思ったより難しかった」「結局シワになってしまった」という声もよく聞かれます。
今回は、襖の張り替えを自分で行う方法と注意点、業者に依頼する場合の流れや費用感について詳しく解説していきます。
最後には、信頼できる業者を探す方法もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
襖の種類と構造をまず知ろう
襖を張り替える前に、まずは基本的な構造を知っておくことが大切です。
襖には主に以下のような種類があります。
本襖(ほんぶすま)
木枠に格子状の骨組みを組み、下地に和紙を何枚も重ねて作られた伝統的な襖。
軽量で通気性が良く、湿気を吸ったり吐いたりして室内環境を整える役割もあります。
和室の多くがこのタイプです。
戸襖(とぶすま)
ベニヤ板や合板を芯材にして、その上から襖紙を貼ったタイプ。
見た目は襖ですが、内部が板なので強度が高く、洋室との間仕切りにもよく使われます。
発泡襖(はっぽうぶすま)
芯材に発泡スチロールを使った軽量タイプ。
マンションなどで多く採用されており、持ち運びがしやすいのが特徴です。
構造が異なれば、張り替え方や必要な材料も少しずつ変わってきます。
DIYを検討する際には、自宅の襖がどのタイプかを確認することから始めましょう。
襖を自分で張り替えることはできる?

結論から言うと、「DIYでも可能」です。
ただし、丁寧な作業と最低限の道具が必要です。以下は一般的な襖紙の張り替え手順です。
1. 襖を外して作業スペースを確保
襖は建具の溝から外し、広くて平らな場所に寝かせて作業します。
新聞紙やブルーシートを敷いておくと汚れを防げます。
2. 古い襖紙をはがす
霧吹きなどで水をかけ、少し湿らせてからゆっくりとはがします。
強く引っ張ると下地まで傷めてしまうので注意が必要です。
下地に紙が残った場合は、ヘラで優しくこそぎ落とします。
3. 下地の補修
破れや凸凹がある場合は、紙やパテで補修し、しっかり乾燥させます。
ここを丁寧に行うと、仕上がりの美しさが大きく変わります。
4. 襖紙をカットして仮合わせ
購入した襖紙を少し大きめにカットし、位置を確認します。
柄合わせが必要なデザインの場合はここで慎重に調整します。
5. 糊を塗って貼り付け
専用の襖糊をローラーや刷毛で均一に塗り、空気を抜きながら紙を貼ります。
中心から外へ向かってヘラで押さえると、シワができにくくなります。
6. 余分な紙をカット
完全に乾く前に、縁に沿ってカッターで余分な紙をカットします。
乾燥後、縁(ふち)を戻せば完成です。
DIYのメリットと注意点
メリット
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費用を抑えられる(材料費のみ)
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自分好みの柄を自由に選べる
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休日などを使って気軽に作業できる
注意点
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紙のズレやシワが起きやすい
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大判の紙を一人で貼るのは意外と大変
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下地の補修を怠ると仕上がりが悪くなる
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襖の種類によっては分解が必要な場合もある
特に初めて挑戦する場合は、1枚目で失敗してしまうことも少なくありません。
簡単そうに見えても、実際には細かいコツが必要な作業です。
業者に依頼する場合の流れと「その場 or お預かり」について
DIYが不安な場合や、枚数が多い場合は、やはりプロに頼むのが安心です。
ここで気になるのが、「襖の張り替えって、その場でやってくれるの? それとも預かりになるの?」という点ですよね。
実は、業者によって対応は異なりますが、大きく分けると以下の2パターンがあります。
現場で張り替えるパターン
襖紙の張り替えをその場で行う方法です。
対応できるのは主に以下のケースです。
-
作業スペースが十分にある
-
襖の枚数が少ない(1〜3枚程度)
-
複雑な補修が不要
現場張り替えのメリットは、その日のうちに元に戻せること。
特に居住中の家では、長期間襖がない状態を避けられるため人気があります。
一度預かって作業するパターン
襖をいったん工房や作業場に持ち帰り、張り替え・乾燥・仕上げを行う方法です。
以下のようなケースでは預かりになることが多いです。
-
枚数が多い
-
本襖など、構造が複雑なもの
-
下地の補修や縁の交換が必要な場合
預かりの場合は、数日〜1週間程度の工期がかかることが一般的です。
その分、仕上がりは非常にきれいで、長持ちしやすいのが特徴です。
DIYとプロ依頼、どちらがいい?
| 比較項目 | DIY | プロ依頼 |
|---|---|---|
| 費用 | 安い(材料費のみ) | 襖1枚あたり数千円〜1万円程度 |
| 仕上がり | 個人の技量による | 均一で美しい仕上がり |
| 時間 | 休日などで自由に | 業者のスケジュールに合わせる必要あり |
| 難易度 | 慣れないとシワ・ズレが起きやすい | 専門職人が対応 |
| 枚数が多い場合 | 作業が大変になりがち | チームで一気に仕上げられる |
DIYが向いているのは、「少数枚」「時間に余裕がある」「ある程度器用」という方です。
逆に、仕上がり重視・短期間でまとめて張り替えたい場合は、業者に依頼するのが賢明です。
まとめ
襖の張り替えは、DIYでも挑戦可能ですが、意外と手間とコツが必要な作業です。
失敗してやり直すと、かえって費用や時間がかかってしまうこともあります。
一方、プロに頼めば、仕上がりは美しく耐久性も高く、安心して任せることができます。
現場対応か預かりかは状況によって異なるため、まずは見積もり・相談してみるのがおすすめです。
「業者に頼むのはいいけど、どこにお願いすればいいかわからない…」
そんな方には、内装・クロス・襖・障子などのリフォーム業者を紹介するポータルサイト【はりかえ隊】が便利です。
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「できるだけ早く仕上げたい」「現場で張り替えてほしい」「デザインにこだわりたい」など、あなたの希望に合った職人さんが見つかります。
DIYも一つの選択肢ですが、仕上がりと安心感を重視するなら、プロの力を借りるのがやはりおすすめです。
襖の張り替えを検討中の方は、ぜひ「はりかえ隊」でピッタリの業者を見つけてみてください!









