
トイレの壁に、ふと視線を向けるとピンク色のシミが。
「いつの間にできたの?」
「掃除しても落ちない…」
「もしかしてカビ…?」
と悩む方は少なくありません。
このコラムでは、このピンク色のシミの正体や原因や健康面への影響、その他安全に落とす方法や再発を防ぐポイントまで詳しく解説します。
ピンク色のシミの正体とは?

ピンク色のシミの正体
トイレの壁やクロスに見られるピンク色のシミは、実は多くの場合「ロドトルラ」と呼ばれる酵母菌による汚れです。
上の写真はまさしくその「ロドトルラ」 がトイレのクロスに発生した状態です。
よく浴室の床や壁でも見かけたことがある方も多いのではないでしょうか。
それも同じ「ロドトルラ」なんです。
- 見た目
赤みを帯びたピンク色のシミがクロスにできます。
一見するとカビと思われがちですが、実はカビではなくカロテノイドという色素を持つ酵母菌の一種です。
- 発生しやすい環境
トイレは湿気が多く、床や壁、便器周りに水が飛びやすい環境です。
湿った環境は菌の繁殖に最適ですので、トイレだけに限らず、浴室や洗面所などの水回りでよく見られます。
- 石けんカスや皮脂
手洗い後の石けんカスや、皮脂汚れが壁面に付着すると、菌の栄養源となりピンク色のシミが広がります。
このように、トイレや洗面所特有の「湿気+栄養源」が揃うことで、ピンク色のシミが発生します。
健康に害はあるの?
結論から言うと、多くの場合、軽度の菌によるものなので健康被害はほとんどありません。
しかし、放置してしまうと以下のようなことが起こる可能性があります。
- ロドトルラ自体に害はほとんどありませんが、放置することでカビの温床となり、結果的に健康被害を受ける可能性がある。
- 長期間放置すると、繁殖範囲が広がり、掃除が大変になる。
- シンプルに清潔感がなくなる
つまり、健康面だけでいうと適切に掃除を行えば、健康面のリスクはほぼ心配ありません。
掃除方法

ピンク色のシミは通常の水拭きだけでは落ちにくいことがあります。
ここでは、安全で効果的な掃除方法を紹介します。
1. 酸性洗剤を使った掃除
トイレ用の酸性洗剤(クエン酸系)を使うと、を効果的に除去できます。
手順
-
キッチンペーパーや布に酸性洗剤を染み込ませる。
-
シミの部分に貼り付け、10分程度置く。
-
軽くこすりながら拭き取る。
-
水拭きで洗剤を残さないように仕上げる。
2. 中性洗剤+スポンジでの掃除
酸性洗剤を使いたくない場合や、化学物質に敏感な人は、中性洗剤でもある程度落とせます。
手順
-
水で濡らしたスポンジに中性洗剤を少量つける。
-
ピンク色の部分を円を描くように軽くこする。
-
水拭きで洗剤を拭き取り、乾いた布で仕上げる。
3. カビ用スプレーの活用
ピンク色のシミはカビではありませんが、カビキラーのようなカビ用スプレーを使うことで落とすことができます。
ただし、以下の点にご注意ください。
- 使用時は換気を十分に行う。
- 手袋を着用して直接触れないようにする。
- クロスの素材によっては色落ちする可能性があるため、目立たない部分で試してから使用する。
予防と対策
せっかく掃除しても、放置すれば再び発生してしまいます。
以下の方法で予防が可能です。
換気を徹底する
トイレの湿気を減らすことで菌の繁殖を抑えられます。
換気扇の常時運転や、定期的に窓を開けるのがおすすめです。
水はねを最小限にする
便器周りや手洗い台の飛び散りを拭く習慣をつけると、栄養源となる水分や石けんカスを減らせます。
新型コロナウィルスの感染予防でトイレの蓋を閉めて流すことも既に習慣付けされている方も多いかもしれませんが、こうしたことでも飛び散りを防ぐことができます。
定期的な掃除
週1回以上、クロスの表面を軽く拭くことで、菌が繁殖する前に対処できます。
抗菌クロスの利用
新しくクロスを張り替える場合は、抗菌仕様のものを選ぶと、菌の繁殖が抑えられ、ピンク色のシミの再発を減らせます。
クロスの素材別の注意点
トイレの壁紙には、紙製、ビニール製、織物調などさまざまな素材があります。掃除の際には素材に合わせた方法を選びましょう。
| 素材 | 掃除の注意点 |
|---|---|
| 紙製 | 水分や洗剤の量を控えめに。強くこすると破れる可能性あり。 |
| ビニール製 | 酸性・中性洗剤どちらも使用可。軽くこすればOK。 |
| 織物調 | 水分が浸透しやすいので、拭き取りは素早く。乾燥をしっかり行う。 |
掃除しても落ちない場合
ピンク色のシミがどうしても落ちない場合や、壁紙自体が古くなっている場合は、思い切って クロスの張替え を検討するのも一つの手です。
- 抗菌・防汚タイプのクロス を選ぶと、今後のシミの発生を大幅に抑えられます。
- 張替えの際は、プロの内装業者に依頼することで、短時間で美しく仕上がります。
- 部分的なクロスの補修が可能な可能性もあります。
ただ賃貸の場合、勝手に工事をしてしまうと退去の際にトラブルになる可能性があります。
まずは、大谷さんや管理会社に相談してみることが大切です。
まとめ
トイレのクロスにできるピンクシミの正体は、多くの場合「ロドトルラ」という酵母菌が原因でした。
健康へのリスクはほとんどありませんが、放置すると掃除が大変になり、菌の繁殖が広がったり、カビの温床になってしまう可能性があります。
ただ、このシミは、原因と対処法を正しく知ることで、簡単に解決できます。
掃除や張替えで清潔なトイレを保ち、快適な空間を維持しましょう。
もしも、掃除ではどうしようもならないレベルに達していると張り替えも視野に入れてみてもいいかもしれません。
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また、この「ロドトルラ」で汚れたクロスに対しての処置の仕方も職人目線でアドバイスをもらえるでしょうし、見積もりも迅速に出せます。
もし、張り替えをご検討の方は、ぜひご活用ください。










