トイレの壁紙を変えるのはいつが良い?タイミングや費用などを徹底解説します

トイレの壁紙を変えるのはいつが良い?タイミングや費用などを徹底解説します

トイレの壁紙はその場所の特徴からも汚れやすく、ずっと清潔に保つのが難しいものでもあります。
また、毎日使う場所でもあるため、ずっと同じ壁紙だと飽きてしまう方もいらっしゃるでしょう。

そこで壁紙を張り替えることが考えられるのですが、どういったタイミングで張り替えるのか、張り替えるのにどれくらいの費用がかかるのかはわかりにくい部分もあります。
そこでこの記事ではトイレの壁紙を張り替える工事についてまとめて紹介していきたいと思います。

壁紙の選び方について

壁紙の選び方について

では実際にトイレの壁紙を選ぶにはどういった点に注意して選んでいくと良いのでしょうか。
ここではトイレの壁紙の選び方について紹介していきます。

厚い生地を選ぶのが良い

最初にトイレに張る壁紙は新築の時で、下地などももっとも綺麗な状態の時に張るために薄い生地でも綺麗に張れるのですが、張り替える際にはある程度年数が経った上でのこととなります。年数が経ってくると下地が傷んだり、細かい凹凸が出てきたりしますので、この状態に薄い生地を張ってしまうと仕上がりが綺麗にならない、凸凹が残る、継ぎ目が残るということがあります。

もちろん張り替えをする際には基本的にパテ処理などの下地調整は行うのですが、やはり新築の時とは同じという状態ではありません。
そのため、張り替えの際にはできるだけ厚い生地を選ぶのがおすすめです。

ただ、これはDIYで張り替えされる方が気をつけておくべきポイントです。
職人はしっかり技術を持ち合わせていますので、業者に依頼される場合はさほど気にする必要はありません。

落ち着いた色合いでシンプルなものが良い

トイレは毎日使用する空間でもあり、狭い空間でもあります。
こうした狭い場所に派手な色合いが模様を選んでしまうと落ち着かない場所となってしまいます。

基本となるのは落ち着いた色合い、薄い色合いのものでできるだけシンプルな模様のものがおすすめです。
何か模様があるものを選ぶ際にはワンポイントのものやそれほど数が多くないものであれば問題ありません。

基本的には「落ち着ける場所となるか」ということを考えて色合いや模様を選ぶということが重要となります。

最近のトイレには黒系の壁紙は避けた方が良い

最近のトイレは触れずに流すことができる機能が搭載されているものも増えてきています。

ただ、こうした電子機器から出る赤外線は黒色には吸収されてしまうことが多く、反射しにくいという特徴があります。
そのため、操作しても機械が反応せずにトイレの水が流れないということが起きる場合があります。
トイレのメーカーの製品カタログなどにも「黒系統の壁紙の場合は不具合が起きやすい」と書かれていることも多くあります。

落ち着いた色合いではありますが、黒系統、濃い茶色や濃い紺色などの壁紙は避けた方が無難でしょう。

色々な機能がついた壁紙を選ぶ

トイレという場所はどうしても壁紙が知らず知らずのうちに汚れてしまう場所でもあります。

そのため壁紙に色々な機能を持たせたものも増えてきています。
例えば「撥水性」がある壁紙であれば、水を吸収することがなく、シミができたりしにくくなりますし掃除の際にも拭き取りやすくなります。

「抗菌」機能がある壁紙であればトイレ内の細菌が付きにくいのでトイレの中を清潔な空間に保ちやすくなります。
「防カビ」なども同様にカビの繁殖を抑えることができる壁紙となっています。

また、最近人気となっているのが「消臭」機能です。
壁紙自体に臭いの原因となる成分が付着しにくく加工されており、消臭剤効果もあることでトイレの中の臭いを素早く分解していくことができます。

気になる壁紙は実物サンプルを見て選ぶ

壁紙は多くのメーカーが数多くの製品を販売しているため目移りしてしまうことがあります。
そんな時に写真だけ載っているカタログを見ていてもピンとこないということもありますし、カタログで選んだものを実際に張ってみるとイメージが違うということもあります。

ただ、壁紙メーカーは実物の壁紙を切り取って作った実物サンプルカタログも用意していますし、希望すれば壁紙のサンプルをもらうこともできます
気になった壁紙は実物のサンプルを見て確認した上で選ぶと後でイメージが違うといったことを防ぐことができるでしょう。

工事のタイミングについて

壁紙の張り替え工事のタイミングについて

壁紙の張り替えを行うのは実はそれだけを単独で行うということは少なく、便器の交換を行うときに同時に行うということが多くなっています。
その方が工事が一回で済む、費用が安くなる、雰囲気を一気に変えることができるといったメリットがあるためです。
逆に便器を新しいものに交換するのに壁紙がそのままだと、せっかく新しい便器になったのに古い便器の跡がついていたり汚れていたりするとガッカリしてしまいます。

もちろん、便器を交換する予定はないけれども壁紙が大きく傷ついてしまった、取れないような汚れがついてしまったという時には壁紙だけを張り替えするということはあります。そういった場合には壁紙だけを交換することも可能なのですが、単独での工事となるために便器交換の際のオプションとして壁紙を交換する時よりは費用が割高になってしまいます。

工事費用について

トイレの壁紙の張り替え工事費用について

トイレの壁紙の張り替えを行う際にの費用は色々な条件によって変わってくることとなります。
トイレの大きさや便器交換の際のオプション工事なのか、壁紙のみの単独工事なのか、壁紙をどういったグレードのものを使うのかといった条件です。
そこでここではおおまかな条件ごとの費用の目安について紹介していきます。

便器の交換時のオプション工事の費用

まず多く行われている便器の交換時のオプション工事の費用です。
基本的なベーシックタイプの壁紙を使用した際にはトイレの大きさによって費用が変わってくることとなります。

住居ではこういった基準になるのが

メートル(m)
平方メートル(㎡)
1間(1.8m)

などです。
トイレの場合は1.8m×1.8m、つまり畳2枚分の広さであればだいたい5万円前後、奥行の長さが1.8m以上あるような場合は7~8万円前後となります。

やはり広くなればなるほど費用は高くなることとなります。
壁紙に色々な機能を持たせたようなハイグレードタイプの壁紙を使用した場合には少し費用が高くなります。

1.8m×1.8mの広さでだいたい6万円前後、片方が1.8m以上の長さになるようだと8~10万円前後の費用がかかってくることとなります。

壁紙だけの単独工事の場合の費用

便器の交換時にまとめて行うのではなく、壁紙だけを単独で工事をする場合でも「職人の人件費」「交通費」などは便器交換時と同じだけかかってくるためにかなり割高になってしまいます。
便器交換時のオプションで行う時の費用にそうした費用を合わせた金額となってくるためにプラス数万円がかかると考えておけば良いでしょう。

注意事項

・天井部分も行う場合

張り替えを依頼する際、「壁だけ」で済ませるのか、「天井も含めて全面的に張り替えるのか」で費用が変わります。
多くの業者では、天井を含めると追加で1万円前後の費用がかかることが一般的です。
トイレは空間が狭い分、天井の汚れも意外と目につきやすいため、仕上がりを重視する方は壁と合わせて天井も張り替えるのがおすすめです。

・洋式トイレが施工対象の中心

多くの内装業者が対象としているのは「洋式トイレ」です。
和式トイレの場合、便器の形状や床の構造が特殊で、施工が難しいことから対応していない業者も少なくありません。
もし和式トイレの壁紙張り替えを希望する場合は、事前に業者へ対応可能かどうか確認しておくことが必要です。

・床材の状態も確認

同時に確認しておきたいのが床材です。
クロスだけでなく、水や尿ハネが原因で床材も劣化している場合があります
壁紙だけをきれいにしても、床に黄ばみや黒ずみが残っていると全体の印象が損なわれてしまいます。
そのため、クッションフロアや長尺シートなど耐水性のある床材への交換も同時に検討してみてもいいかもしれません。

・換気扇や設備の取り外しが必要な場合も

トイレには換気扇やペーパーホルダー、タオル掛けなどの設備が取り付けられています。
これらを一度外さないと壁紙をきれいに張り替えられないケースも多く、作業時間や費用に影響することがあります。
業者によっては設備の取り外し・再設置が別料金になる場合もあるため、見積もりの際に確認しておくと安心です。

まとめ

以上、トイレの壁紙を張り替える工事についてまとめて紹介しました。
トイレは毎日使う場所だからこそ、壁紙の色味や機能性にはこだわりたいものです。

一般的には、便器の交換と同時に壁紙も張り替えるケースが多いですが、トイレ単独での壁紙リフォームも可能です。
空間が限られているため、比較的手頃な費用で工事を行える点も魅力です。

とはいえ、「どの業者に頼めばいいのか」「費用が不透明で不安」と感じる方もいるかもしれません。

そんなときに頼れるのが、全国の壁紙・クロス職人や内装業者を紹介するポータルサイト「はりかえ隊」です。
「はりかえ隊」なら、中間マージンが発生しないため、余計なコストを抑えたうえで、信頼できる業者と直接やりとりが可能です。
地域や施工内容に合わせて、あなたにぴったりのプロをスムーズに見つけられます。

トイレの壁紙張り替えを検討している方は、まずは一度チェックしてみてはいかがでしょうか。

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